メイキングを作った

こんにちは。
いろいろありまして、簡単なものですがメイキングを残すことになりました。
拙い絵と文ではありますがお楽しみいただければ幸いです。


ラフ~下書き

ラフ


仕事中に描いてた落書きがありました。これを使いましょう。

下書きできた



このままペン入れしてもよかったのですが
何しろメイキング作るのでカッコよくしたい。もう少し形を整えてみました。
数日たったラフはとてもいじりにくです。


ペン入れ~線画の取り込み

がんばってペン入れした


(クリックでRGB版に拡大)

フルデジタルで描く時の線画は
Painterのオイルパステルの中にあるリアルパステルやシャープパステルペンシル等を使いますが
基本的にはアナログです。

使用するのはHB/B/5B/9Bの鉛筆・シャーペンで、
最近は個人的に流行ってるのもあって5Bが主力です。
主に鉛筆を使い、細い線や修正には0.5のシャーペン(2B)を使います。


線画をスキャンしてPSでゴミを飛ばす



影の斜線は蛇足に見えてきました。大丈夫かな…。
PhotoshopCS3で線画を取り込みます。
グレースケール350dpiでスキャン、トーンカーブでゴミ飛ばし。


トーンカーブは気合。
ところでスクショを撮ったら右上の「キャンセル」って文字が「初期化」に
なるんですが不思議です…。



その後名前を付けて保存し、Painterに持っていきます。

色塗り

私はPainterが好きです。



Painterはカラーモードがないので自動的にRGBになります。
ここからが楽しい作業。

線画に色をつける



Painterのブラシ気持ちいい!!!!!!!

線画の上にオーバーレイでレイヤーを作り、色をつけていきます。
その後レイヤーを統合したら
「全体を選択」し「レイヤーに変換」で線画レイヤーを作り、乗算で重ねます。

昔はPSで線画抽出をしていましたがアクションを失くしてしまって
再現の仕方が分からなくなったので、ずっと乗算で…乗せるだけ…。
主線を強調し、服のしわなどの線を薄くします。


PSのトーンカーブ、レベル補正で線画に色をつけていた時代もありましたが
線画に一律に効果がかかって線の濃淡が消えるのであんまりやらなくなりました。
実はそんなに変わらない?!


さて塗っていきます



塗ります。
塗り方は絵によってまちまちですが
今回はイメージ作りの下地から塗り始めることにしました。

使用ツール:デジタル水彩の新シンプル水彩・極細水彩


背中のお太鼓はこんなに大きくない気がしますがなにもないと寂しいのでご容赦いただきたく…。


なんとなくの色の配置が分かってきた



このデジタル水彩っていうツールは塗ったところをスポイトで色を拾っても
ちょっと違う色になります(#^ω^)ビキビキ
(拾う色を限りなく近づけることはできますが…)

カラーセットは、有志の方が配布して下さっていた和カラーというものを使っています。


ここでプレイリストの再生を終えたウォークマンが気を利かせて急に関係ない曲にジャンプしてびっくりする。
静かな曲の後にラジオ体操を流すのはやめなさい。


さらに塗る



基本色を塗った下地の上に乗算でレイヤーを作りながら塗っていきます。
(「フィルタ」は乗算と同じようなものだと思って下さい)
デジタル水彩は乗算レイヤーを使わないとバグるので、自然と乗算縛りになります。

髪や服のパーツなど、はみ出しやすところはレイヤーを分けます。


下地レイヤー+乗算で塗るというのは、前述のとおりスポイトに頼れないので
失敗を防ぐため・色の劣化を防ぐためという意味合いもあります。
このPainterってソフト、縛りばっかりだよ!!!!!



全部塗れた



なんだか影が不吉な色に…。





はみ出しを消す

この作業ほんと嫌いです。



レイヤー統合しました。PSに持って行って余計なところを消します。
PSのクイックマスク使いにくいので、この工程をいつかクリップスタジオに変えるかも…
変えないかも…。

新規レイヤーに適当な色を塗りつぶし、
Control+サムネクリックで選択範囲を作ります。
そのままマスクボタンを押してマスク作成。
あとは細かいところのはみ出しや消しすぎたところを修正し、マスクを適用して削除します。

スクショを撮ってはいませんが

再びPainterに持っていき、ティントの「標準丸筆」で細かい部分の塗り直しをします。
今度はレイヤー乗算縛りやスポイト縛りがないので、
ハイライトやはみ出したところを綺麗にします。


仕上げ

適当にやる。



色加工苦手。
適当に……。

完成







自分でも効率の悪い塗り方だと思っています。
Corelさん、お願いです。クリッピングマスクを下さい。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


 OS:Windows7 64bit Professional
 使用ソフト:Painter12、PhotoshopCS3
 タブレット:Cintiq24HD


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単行本が出ている。ネットでも買える。








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